西日本読書感想画コンクール

募集終了!

指定図書一覧

小学校低学年の部

PDFはこちら

おはなしごほん
おはなしごほん
大川久乃/作 本田亮/絵
かぜで学校を休んだとしくん。たいくつしていると部屋のすみから、ゴホン! 絵本がせきをしています。としくんが読んでくれないので、かぜをひいたのです。そして絵本は、お話の中身について問題を出します。答えながらお話を思い出していくとしくん。そこにお母さんがやってきて、としくんは絵本を音読します…。小さいころに好きだった絵本を読み返すことで、前の自分と今の自分のちがいに気がついていく男の子と絵本の物語。
【あかね書房】1,320円(税込)
アマガエルのうた
アマガエルのうた
谷口智則/作
アマガエルが歌うと雨がふる。どこかにこの歌が必要なひとはいるのかな? そうしてアマガエルは旅にでた。自分探しの旅はどこへ? 川をくだって、海に着くと、そこで会ったのは……。子どもから大人まで楽しめる絵本。
【アリス館】1,650円(税込)
うみのおと
うみのおと
たちもとみちこ/作・絵
波とおいかけっこしたり、うきわでプカプカしたり、すいか割りをしたり、貝がらをひろったり!はじめての海に、こぶたちゃんの胸は高鳴ります。ざざー ささー ぱしゃー くぷくぷ。夏が広がる素敵なしかけえほん。
【教育画劇】1,430円(税込)
かずさんの手
かずさんの手
佐和みずえ/作 かわいちひろ/絵
96歳のかずさんはみかのひいおばあちゃん。いつも手遊びをして遊んでくれます。「かずさんの手、しわしわだね」「これでも、つやつやでしわひとつなかったときもあるんだよ。たくさんの男の人がこの手をにぎったものよ」何気ない冗談から、ふと、かずさんが話してくれたのは、1945年の8月9日の原爆が落とされた日のこと。長崎の病院での出来事でした。実際に看護師として働いていた方の体験を元に書かれた物語です。
【小峰書店】1,320円(税込)
いえ あるひ せんそうが はじまった
いえ あるひ せんそうが はじまった
カテリナ・ティホゾーラ/作 オレクサンドル・プローダン/絵 すぎもとえみ/訳
ぼくはこのすてきないえに、パパとママといぬのテレシクとすんでいた。あるひ、せんそうがはじまった... 2022年2月、ロシアがウクライナ侵攻を開始。2年以上ものあいだ戦いは続き、多くの人が家族や平和な生活を失いました。これは、「いえ」をうばわれたおおぜいのうちのひとり、ある男の子のものがたり。いまも人々の苦しみは終わりません。ウクライナから届いた絵本が、戦争のいまを伝えます。
【汐文社】1,870円(税込)
さかさまがっこう
さかさまがっこう
苅田澄子/作 つちだのぶこ/絵
学校で使うおはじきを忘れてしまっただいくん。先生に怒られるかなぁと心配しただいくんはさかさまのおまじないをとなえてみました…。 すると、ふしぎなことに先生にほめられた! テストの点数が悪くても授業中におしゃべりしても、先生はニコニコしています。 反対にせっかく足が速いのに「もっと遅く走りなさい」と言われたり、大好きな給食のカレーが甘くておいしくなくなったり。 いったいどっちが良いんだろう?
【文溪堂】1,430円(税込)

小学校中学年の部

PDFはこちら

わたしのあくびみなかった?
わたしのあくびみなかった?
ピョン・ユジョン/作 三辺律子/訳
どうしても眠ることができないミリーは、ひとつだけやっていないことに気がつきます。それは大きなあくびをすること。そこでミリーは、ぬいぐるみのミロといっしょに、あくびを探しに出かけます。行き先で出会った自由の女神、モアイ像、モナリザ、スフィンクスなどに聞いてみたが見つからず、最後に辿り着いたのは…。ミリーがあくびを探しに世界中を旅する冒険ファンタジー。
【絵本塾出版】1,760円(税込)
時間をやくパン屋さん
時間をやくパン屋さん
キム・ジュヒョン/作 スケラッコ/絵 吉原育子/訳
ピーターが見つけたパン屋には、変な名前のパンが並んでいた。店の名前は「時間をやくパン屋」。パン屋のおじさんは、一人ひとりの注文を受け、その人の特別に記憶しておきたい時間をパンに焼くのだという。不思議なパン屋に興味をもったピーターは、店に通うようになる。他愛ない日々の中で、誰しも経験したことのある失敗と後悔をくり返しながら、問題に向き合い乗り越えていくピーター。読後は心がふっくらする成長ストーリー。
【金の星社】1,540円(税込)
猫丸神社のひみつ
猫丸神社のひみつ
西村友里/作 ゆーちみえこ/絵
幹人の家は小さな神社だ。祭りもないし、おみくじやお守りも売っていない。だが、総合学習で調べ始めると、なぜか神社の歴史が消されていた。資料もなにも残されていない。その上、みょうなうわさが広まっていた。なぜだ? 白猫にまつわるふしぎなひみつがあるらしい。雷雨の日、なぞをさぐる幹人たちは、とんでもないものを見つけ出した! 神社のひみつ、うわさの正体とは⁈
【国土社】1,540円(税込)
あたしデイズ
あたしデイズ
いとうみく/作 平澤朋子/絵
移動教室が楽しくなるかならないかは、だれと同じ班になるかにかかってる。「まだ班が決まっていない人は手をあげて」先生の声に、あたしは小さく手をあげた。みじめすぎて鼻の奥がつんとした。ガッコとコマリと一緒のつもりだったのに、どうして……。本当の友だちってなんだろう――子どもたちに送る励ましのメッセージ。
【新日本出版社】1,540円(税込)
先生、感想文、書けません!
先生、感想文、書けません!
山本悦子/作 佐藤真紀子/絵
八月一日、夏休みの登校日。みずかは先生に「だって、書けないんだもん」と言いました。おもしろい本を読んで、ああおもしろかったなあって、胸がいっぱいになる。どこがどうおもしろかったとか、何がよかったとか書こうと言葉をさがそうとすると、しゅるしゅるしゅるって、おもしろかった気持ちがきえてしまう。だから「感想文、むり!」……書かないわけにはいかない読書感想文、みずかが考えた作戦とは?
【童心社】1,320円(税込)
ちいさなしまのだいもんだい
ちいさなしまのだいもんだい
スムリティ・プラサーダム・ホールズ/文 ロバート・スターリング/絵 なかがわちひろ/訳
あるところに、動物たちが助け合って暮らす村がありました。たまにはもめごともおこりましたが、みんなはだいたい満足でした。ところがある日、池に浮かぶ島にすむがちょうが、自分たちの土地にほかの動物が入らないようにと、橋をこわしてしまいました。ずっといっしょに暮らしてきた、なかまなのに…。向こう岸で、ひつじやぶたや馬たちが、ためいきをつきました。身内だけで固まり、外と交流しない暮らしは、楽しく快適?
【光村教育図書】1,650円(税込)

小学校高学年の部

PDFはこちら

ぼくはおじいちゃんと戦争した
ぼくはおじいちゃんと戦争した
ロバート・K・スミス/作 こだまともこ/訳
大好きな「おじいちゃん」といっしょに住むことになったピーターは、喜んだものの自分の部屋をゆずることに猛反発します。そして、おじいちゃんと大激突となり様々ないたずらをしかけます。ピーターは戦っているうちに本当の貧しさや戦争を体験してきたおじいちゃんの人生を知ることになり、おじいちゃんもまた今回の戦いを通して妻を亡くした悲しみから立ち直っていきます。楽しく読めて、ホロっとする味わい深い家族の物語です。
【あすなろ書房】1,320円(税込)
黄色い竜
黄色い竜
村上康成/作・絵
クリオは、自然豊かな町にくらす十歳の少年。おじいちゃんから、「クリオと同じ年のとき、湖のぬしのような巨大なさかなをつろうとして、つれなかった」という話をきいて、「自分がそのさかなをつってやる」と決めたけれど…? ホタルの飛ぶ夜、田んぼのそばでのキャッチボール、あまいクワの実…自然の中ですごす少年のひと夏をまるごと描き出す、自然派絵本作家村上康成による、みずみずしい物語。カラーのさし絵入り。
【徳間書店】1,870円(税込)
暗やみに能面ひっそり
暗やみに能面ひっそり
佐藤まどか/作 アンマサコ/絵
宗太は夏休みに京都のおじいちゃんのところで過ごすことになった。和室ばかりで迷路みたいなろう下が続く広い家、能面師のおじいちゃん、かべにかかったいろんな表情の能面たち…。宗太はおじいちゃんに能面の打ち方を教わり、能や能面の世界を知っていく。面打ちに夢中になるうち、両親へ抱いていた複雑な思いも少しずつ変化していき…。日本の伝統文化の職人の世界をわかりやすく描く。
【BL出版】1,760円(税込)
パフィン島の灯台守
パフィン島の灯台守
マイケル・モーパーゴ/作 ベンジー・デイヴィス/絵 佐藤見果夢/訳
イギリスのシリー諸島周辺は航海の難所です。ある嵐の夜、しずみかけた船から助けられた乗客の中に、アランという少年がいました。灯台守のベンが全員の命を守ったのです。少年はこのことを忘れず、学校を卒業すると、ふたたびパフィン島に向かいます。ベンと再会し、傷ついた1羽の鳥をいっしょに世話するうちに、パフィン島はアランの心のふるさとになっていきます。時が流れても変わらない、人と人のつながりをえがく物語。
【評論社】1,650円(税込)
そのころ地球では・・・
時間と宇宙を旅してみつけるぼくたちのいばしょ
そのころ地球では・・・ 時間と宇宙を旅してみつけるぼくたちのいばしょ
オリヴァー・ジェファーズ/作 tupera tupera/訳
「スーパー宇宙カー」に乗った親子が宇宙を旅しながら、はるか昔からくりかえされてきた、地球の人間同士の争いの歴史を振り返ります。「宇宙にくらべたら地球はちっとも大きくはない。だからこそ、地球はたったひとつのかけがえのないものなんだ」という著者の想いが自然に伝わる、今こそ読みたいメッセージ絵本です。人気作家tupera tuperaの訳で楽しさいっぱい!
【ほるぷ出版】2,200円(税込)
ニワシドリのひみつをもとめて
ものづくりする鳥のふしぎをさぐる旅
ニワシドリのひみつをもとめて ものづくりする鳥のふしぎをさぐる旅
鈴木まもる/作 
「なんでこんなものをつくるんだろう?」子どものころに抱えた謎に迫るべく、著者は「ニワシドリのアズマヤ」をさがす旅に出かけます。オーストラリアにはじまり、粗野な魅力にあふれたニューギニア島、そして秘境の地・イリアンジャヤ。自然あふれる土地土地で取材を進めるうち「アズマヤ」への考察は深まっていき・・・ふしぎな鳥「ニワシドリ」の秘密に迫る、「アズマヤ」に魅せられた絵本作家の大冒険ノンフィクション!
【理論社】1,650円(税込)

中学校の部

PDFはこちら

カムイの大地 北海道と松浦武四郎
カムイの大地 北海道と松浦武四郎
泉田もと/作 岩本ゼロゴ/絵
北海道の名づけ親、松浦武四郎の人生について、六度にわたる北海道探索を中心に、史実を元にしたフィクション。ひたすら北の大地を歩き続け、旅の途中でアイヌの人々の村を訪れ、心を通わせた武四郎。言葉、地名、自然、生活と文化…あらゆるものを記録に残し、広く世に伝えようとした武四郎が見たもの、感じたこととは?コラムでは、アイヌの人々の衣食住や武四郎が手がけた出版事業、武四郎の晩年の住居なども紹介。
【岩崎書店】1,650円(税込)
杉森くんを殺すには
杉森くんを殺すには
長谷川まりる/作 おさつ/絵
――「杉森くんを殺すことにしたの」 高校1年生のヒロは、一大決心をしてミトさんに電話をかけた。ミトさんは「今のうちにやりのこしたことをやっておくこと、裁判所で理由を話すために、どうして杉森くんを殺すことにしたのか、きちんと言葉にしておくこと」という2つの助言をする。具体的な助言に納得したヒロは、ミトさんからのアドバイスを実践していくことにするが……。
ヒロが傷ついた心を取りもどしていく感動の物語。
【くもん出版】1,540円(税込)
きみの話を聞かせてくれよ
きみの話を聞かせてくれよ
村上雅郁/作 カシワイ/絵
もやもやした気持ちやずっと抱えてきた秘密。ぼくらの心によりそって、きみは「聞かせてくれよ」と言った——親友とけんかしてひとりぼっちの六花、お菓子作りが趣味の虎之助、元気のない後輩を気にかける夏帆、悪友ふたりといたずらの計画を立てる葵生、不登校気味の妹を心配する正樹、悩める新船中のカリスマ・羽紗、養護教諭の三澄先生に心のうちを語る良輔……新船中学校を舞台にした、7つのストーリーがきみの心に届く。
【フレーベル館】1,694円(税込)

九州・山口各県学校図書館協議会選定 指定図書 協力出版社(50音順)

主催/九州・山口各県学校図書館協議会、西日本新聞社
後援/文部科学省、九州・山口各県教育委員会、公益社団法人全国学校図書館協議会、福岡市教育委員会