第69回 優秀作品

最優秀

指定図書の部
最優秀「まちをまもるかいじゅう」
書名『かいじゅうのすむしま』
作・谷口智則アリス館
長崎県 波佐見町立南小学校1年 市山 小夏

わたしは、かいじゅうのすむしまをよんでかいじゅうがまちをまもりたいとおもっているところをかきました。かいじゅうやしまをこまかくみどりやきいろ、みずいろでぬるのがむずかしかったです。よくできたところは、かおのぜんたいがよくかけたところです。かいじゅうのめがやさしくかけたのでよかったです。たいへんだったけどたのしくやれたのでたのしかったしうれしかったです。

指定図書の部
最優秀「あわてるぼく」
書名『「はやく」と「ゆっくり」』
作・チャン・ホイチョン光村教育図書
大分県 日出町立大神小学校3年 大塚 陽太

ぼくがこの本でくふうしたところはぐるぐる3つの時計です。なぜなら時計をかくのがむずかしかったからです。3つの時計にはさまれて、こまった気持ちを点と形で表しました。そしてぜんまいじかけの「ぼく」を表すのが一番むずかしかったです。大へんだったところは色をぬる時に、どんな色がいいか考えながらぬったところです。紙いっぱいに色をつけて、すごい絵ができたと思います。

自由図書の部
最優秀「今の幸せはふつうじゃない」
書名『ひろしまのピカ』
作・丸木俊小峰書店
宮崎県 えびの市立飯野小学校5年 押川 怜央

今とは、別の世界みたいに悲さんな感じがした。目がいたくなるような、光が広島中に広がったところが心に残った。光が広島中に広がった、とたん広島中の建物が一しゅんにしてくずれたと思った。この絵を描こうと思った理由は、またこのようなことが日本で起きないようにしたいからです。

自由図書の部
最優秀ユガミ
書名『人間失格』
作・太宰治新潮社
沖縄県 沖縄市立越来中学校3年 真栄城 心音

「人間失格」を読んで感じたのは、人の弱さや孤独を誰よりも深く抱えた主人公の痛みでした。その歪んだ内面を魚眼で表現し、心に残った場面を獅子舞で象徴的に描きました。背景の彼岸花には「悲しき思い出」という花言葉を重ね、作品全体に切なさを込めています。顔に当たる光は、周囲の期待や視線に押し潰される葉蔵の姿を示し、画面の隅の水面には、道化として笑うしかなかった葉蔵の虚しさを映しました。

自由図書の部
最優秀「儚い」
書名『静かな雨』
作・宮下奈都文春文庫
熊本県 熊本県立御船高等学校2年 米村 亜彩

「静かな雨」を読んで、「生きること」について考えさせられた。こよみが記憶を失っていく中で、行動が変わらず寄りそい続ける姿が心に残った。人は過去を忘れてもその時の気持ちや思いやりは消えない。人と心がつながることが大切だと思った。悲しいけど、心に残る物語で、今ある時間を丁寧に生きることの大切さをあらためて感じた。そして、当たり前のような日々にも、かけがえのない時間がたくさんあることに気づかされた。


優秀 (小学校の部)

指定図書の部
優秀「みんなてつだってあげようよ!」
書名『みつばちさんのティールーム』
作・ヘイリー・バレット徳間書店
宮崎県 宮崎市立加納小学校1年 マーティン 琉球

このえほんは、みつばちさんとすてきなおともだちのおはなしでした。みつばちさんのキッチンが、めちゃくちゃにちらかったときに、きりぎりすさんとありたちが、ちからをあわせてかたづけました。そのときのきりぎりすさんをわりばしペンで、おおきくかきました。きりぎりすが、はねをひろげて、すてきななきごえでないているようすです。ありたちが、おしゃれをしてはたらいているようすも、たのしくかけました。

自由図書の部
優秀「悪いさるをやっつけたかにと仲間たち」
書名『さるかにがっせん』
作・中脇初枝ポプラ社
長崎県 長崎市立西城山小学校1年 浦川 実結

いじわるなサルをみんなでたおしにいったのがかんどうしました。かにをおおきくかいたり、さるがバタンとたおれているようすをかいたり、ハチとうすとくりとうんちたちをリアルにかいたりするのをがんばりました。しゅじんこうのあかいかにのいろをぬるとき、いろをすこしずつかえて、きれいないろになるようにていねいにぬりました。

指定図書の部
優秀「にじのかけはしとかいじゅう」
書名『かいじゅうのすむしま』
作・谷口智則アリス館
福岡県 篠栗町立篠栗小学校2年 東 美月

わたしがこの本をよんでわるいかいじゅうとおもわれてかわいそうにおもいました。ほんとうはやさしいのに、わるいとおもわれてるのがかなしかったです。いろをまぜてぬるのがたいへんでした。とくにかいじゅうのいろぬりがたいへんでした。赤と青をまぜて、むらさきを作りました。そこをみてください。

自由図書の部
優秀「にわとりと仲間たち」
書名『コッケモーモー!』
作・ジュリエット・ダラス=コンテ徳間書店
沖縄県 名護市立大宮小学校2年 稲福 希一

ぼくは、にわとりとほかの動物たちが合体している絵をかきました。なぜなら、にわとりとほかの動物たちのなき声をあわせるようすを絵であらわしたかったからです。動物たちはなき声を合体させて歌を歌っています。海の生物にしたのは、はねる音や人には聞こえない音を出すので海の世界でにわとりがなき声をさがすすがたを書きました。

指定図書の部
優秀「雪まどのおでんはさい高!」
書名『雪窓』
作・安房直子あすなろ書房
宮崎県 小林市立南小学校3年 大山 遼

雪まどのおでんは、大人気なので、さいごの場面で、森のようかいやおに天ぐたちもおでんを食べに来たと思います。みんなで楽しくおでんを食べているところをかきました。雪まどの屋台がよく目立つように、あざやかな色になるようくふうしました。

自由図書の部
優秀「つかまりそうだ!」
書名『うしかたやまんば』
作・千葉幹夫小学館
宮崎県 宮崎市立田野小学校3年 作前 心渚

ぼくは、牛方が山んばにおわれているところを書きました。理由はおわれているところがおもしろかったからです。山んばの口を大きくしてはくりょくのある絵にしました。わりばしペンに墨をつけてえんぴつでかいたところをなぞりました。牛が鳴きながら走っているところをかきました。絵をぬりおえたら絵をしわしわにして黒いインクを絵にぬりました。おもしろい絵ができました。

指定図書の部
優秀「雪窓おでんおいしいな」
書名『雪窓』
作・安房直子あすなろ書房
長崎県 佐世保市立宮小学校4年 藤本 悠月

このお話は、むすめをなくしたおでん屋のおやじさんがたぬきと出会ってなかよくなりながらなくしたむすめによくにた女の人をさがしにとなりの村に行くお話です。ぼくは、さいごの場面の村のみんながおでんをいっしょに食べる場面がおいしそうだと思ったのでかきました。がんばったことは、たくさんの登場人物をかいたところです。雪をふらせたところをくふうしました。この雪がお気に入りです。

自由図書の部
優秀「おかしのエッフェルとう」
書名『ねこと王さま しごとをさがす』
作・ニック・シャラット徳間書店
福岡県 福岡市立姪浜小学校4年 結城 璃音

私は王様が何度仕事をクビになっても、親友のねことあきらめないで、ちがう仕事にちょうせんするすがたに感動しました。そんな王様とねこが一生けん命に、はく物館の受付、交通指どう員、カフェの仕事をしているところを描きました。工夫したところは、赤いドラゴンを赤色だけではなく、緑、黄、青色など、様々な色を使って描いたところです。おかしのエッフェルとうを見に来た、たくさんの人を描くのが大変でした。

指定図書の部
優秀「大縄とび大会の思い出」
書名『おおなわ 跳びません』
作・赤羽じゅんこ静山社
沖縄県 宮古島市立西辺小学校5年 樫村 渚

ぼくは、読んだ本のふたばという人物が、最初は、大縄とびをしたくないと言っていたけど、さいしゅう的に、目標よりも、1回多くとんでいたのがすごいと思った。また、この絵の大変だったところは、水さい色えんぴつで黒ねこの毛をかいたところです。工夫したところは、黒ねことかぶっている人や木、ぬのなどをちょっと光っているように見せるため、まわりをうすい白でぬったことです。

自由図書の部
優秀「思い出の果て」
書名『私だけの所有者(はじめての)』
作・島本理生水鈴社
福岡県 福岡市立長住小学校5年 百武 さと

内戦の中動けなくなった所有者ナルセは、所有者の命令通りにしか動けないアンドロイドの女の子に一人脱出するよう最後の命令を出します。本当はナルセからはなれたくない女の子に、ナルセと一緒にいることを選ばせてあげたくてこの絵を描きました。特に目は人形用の筆で点から描き視線を強調し、ナルセの右手には人の細胞を女の子の後ろにはICを描き機械と人間の違いを表しました。建物やナルセのメガネから飛び散るレンズもがんばりました。

指定図書の部
優秀「未来に羽ばたけ!」
書名『ぼくの こころが うたいだす!』
作・アンドレア・ベイティー絵本塾出版
山口県 防府市立華浦小学校6年 國德 陸

本を読んで、補聴器をつけている僕の姿を描こうと思いました。識字障がいのアーロンと、僕が重なって見えたからです。この絵は、未来に向かって僕らしく羽ばたいていく姿を表しています。また、まわりの動物たちも、それぞれの個性を生かして競技に挑戦しています。表現の仕方はひとつではないことを表すために、自由な色づかいで描きました。僕も「ほかのひととはちがう、ぼくだけのやりかたで。」羽ばたいていきたいです。

自由図書の部
優秀「混乱」
書名『くろねこのどん』
作・岡野かおる子理論社
福岡県 粕屋町立仲原小学校6年 深田 陽菜里

私はこの本を読んで、猫が急にしゃべったり、猫が他の動物のように変身するところが面白いと思いました。工夫したところは、猫の肉球が、力ある絵にするために、色を重ねたり、暗いところや明るいところの色づかいに気をつけました。また、背景のぐるぐるや木のうねうねもようで、ねこの、力にとまどい、混乱する主人公の気持ちを表しました。


優秀 (中学校の部)

指定図書の部
優秀「家族の形」
書名『あしたの幸福』
作・いとうみく理論社
長崎県 長崎市立桜馬場中学校1年 井手 菜乃花

私がこの本の中で印象に残ったのは、色々な家族の形があること、ビーフシチューをはじめとする、様々な食べ物で家族がつながっている、ということです。そんなビーフシチューには、亡くなったお父さんの事や、実の母、新しい家族となった父の恋人などの思いがつまった物なのかと考えました。ペインティングナイフを使って、絵の具を重ね、時の流れや人々の思いを表現しました。

自由図書の部
優秀「私らしく、前向きに」
書名『YA! アンソロジー わたしを決めつけないで』
作・小林深雪ほか講談社
長崎県 佐世保市立広田中学校1年 長井 優奈

私は、「わたしを決めつけないで」という本を読んで、周りの人になにを言われようとも、自分らしく前向きになる主人公と、それを支えようとする友達の心の強さに感動しました。私は、友達に助けてもらいながら、自分らしさのあるほうへとあきらめずに手をのばし、上を向く主人公を描きました。そのために、上から、光がでてるようにしたり、主人公の色に、暖色が多くなるようにしたりして工夫しました。

指定図書の部
優秀「エリンの世界」
書名『ハルカの世界』
作・小森香折BL出版
鹿児島県 志布志市立志布志中学校2年 日髙 綾花

エリンと遥が違う世界の中でも繋がっているというのをメインで描き、赤い月を全体的に輝かせるイメージでできるだけいろいろな所に明るい色を取り入れて描きました。しかし、遥はイド・モンゴルという滅びの世界の人物なので暗めに描きました。アウレリアのユニークな世界観を描くのにも、とても時間をかけて頑張りました。手前の白の蓮の花の「純粋」という意味を考えながら湖を色付けしました。

自由図書の部
優秀「一部の真実」
書名『海のなかの観覧車』
作・菅野雪虫講談社
佐賀県 佐賀市立城東中学校2年 持永 愛海

この本は主人公のとうまがある日を境に幼い頃の記憶を辿り真実を突き止める小説です。背景にある海や砂は、この小説の話を進めてくれる重要な場所です。なので半分の背景を海にしました。この作品を描く中で工夫したことは、なるべく色を使いました。全体的に同じ色の配色になってしまったのでもう少し色を変える工夫をすればよくなったのかなと思いました。

指定図書の部
優秀「本当の自分とは」
書名『ハルカの世界』
作・小森香折BL出版
山口県 萩光塩学院中学校3年 岡本 唯花

主人公「遥」の現実の世界と、入り込んだ絵の中の世界の「二つの世界」を表現した。周囲からの目を気にして劣等感を抱えた遥の重い心情を、顔の表情や背景の物・色彩で表した。逆に、王国アウレリアを、忍び寄る夢魔から守り抜くため、ユニコーンとともに勇敢に立ち向かう絵の中の遥の心情も表現した。二つの世界の狭間で自分の真の姿について思い悩む遥。絵の上部は、遥の明るい未来を想像しながら、桜の花と明るい色調で表現した。

自由図書の部
優秀「異物」
書名『人間失格』
作・太宰治新潮社
佐賀県 佐賀市立城東中学校3年 溝田 彩乃

この作品には本の中の主人公が人生で一生背負ってきたであろう人の常識の中で育っていく気持ち悪さと周りへの違和感を自分なりの見え方で表現したいと思い、描きました。見てもらった人にどうやったらこの絵はどこか静かでどこか気味の悪いように感じてもらえるのかを色や構図を使って意識して描くところに苦心しました。


優秀 (高等学校の部)

自由図書の部
優秀「れもんせんせい」
書名『檸檬先生』
作・珠川こおり講談社
熊本県 熊本県立大津高等学校1年 佐々野 心

この本を読み進めるにつれて、読んでいる自分の中にじんわり檸檬先生という存在が形造られていくような感覚がありました。私はこの小説の主人公である少年も同じように、檸檬先生そのものであったり、檸檬先生に教えてもらったものに型どられているように感じたので、レモン色の光にぬれた少年を描きました。また、2人が来なくなった音楽室の寂しげな感じを演出できるように色味に気を遣って描きました。

自由図書の部
優秀「また「普通」にもどるために」
書名『二人一組になってください』
作・木爾チレン双葉社
熊本県 熊本県立第二高等学校1年 福島 咲来

一人一人の青春の思い出が、デスゲームによってこわされていく描写が印象にのこり、この作品を絵にしたいと思いました。デスゲームの地獄のような情景を奇妙な線や点で表し、そこから生き残り、また青空の下でいつも通りの生活をするための手段「握手」をもとめる手を大きくかいて主役になるようにしました。それをじゃまする1人の手、さまざまな感情を色で表現しながらも、流れやまとまりを感じさせるようにしたので注目してください。

自由図書の部
優秀「孤独な羊」
書名『初恋に追いついた日(眠れない夜は羊を探して)』
作・遠野海人KADOKAWA
熊本県 熊本県立御船高等学校2年 佐藤 潤

この短編を読んで、一番印象に残ったのは、恋心に混ざった毒の表現だった。自分の想いを消したいという切ない想いで、届かない気持ちの痛みなどがリアルでとても共感できた。登場人物の気持ちはとても繊細で、初恋に追いついたはずなのに、その恋が報われるわけでなく、むしろ心の中に静かな終止符が打たれるような感覚になった。そのもどかしさや、叶うはずのない恋心を抱えたまま日常に戻る感じもすごくリアルで共感できた。

自由図書の部
優秀「夢中になった探し物」
書名『ミッケ!』
作・ジーン・マルゾーロ小学館
沖縄県 沖縄県立真和志高等学校2年 玉木 朱里

私が昔から大好きな本なので、この本を選びました。この本は指定された物を本の絵の中から探すという内容で、一冊でとても夢中になれる本です。まちがい探しとはまたちがった楽しさがあり、発見する力を身につけられる唯一無二の本です。読書感想画を描くというお題を聞き、真っ先にこの本で描きたいと強く思いました。中心に大きな目を描き、探しているということを強くアピールする構図を意識してミッケの独特な世界観を表しました。

自由図書の部
優秀「未練」
書名『ホテル・ピーベリー』
作・近藤史恵双葉社
熊本県 熊本県立大津高等学校3年 牛島 花凛

私はこの本を読んで、主人公の過去にとらわれすぎている心情にとても深く共感しました。過去の過ちを忘れるために今の都合が良い関係に溺れてしまう主人公の状態が今の私に似ていると思ったのでこの本を描こうと思いました。工夫したところは、海に沈んでいるように見せるため、物の上の部分を明るくし、下の部分を影にしておとしました。救いの手という今の関係から逃げ出したいという気持ちを表すため、手とは反対方向に鯉を描きました。

自由図書の部
優秀「望む景色」
書名『宇宙の声』
作・星新一KADOKAWA
大分県 大分県立芸術緑丘高等学校3年 義間 涼太

私は少年少女二人が宇宙を舞台として星の危機を救うというスケールの大きな冒険に高校生ながらに心を躍らせながら読み進めることができたのが、この本の一番の魅力だと思いました。また幼い人物が主に物語の中心になっており、どんな人でも行動を起こせば世界を変えられるという勇気をもらいました。宇宙というスケールと、そこから巻き起こる冒険への期待感が観る人に伝わるよう鮮やかな色彩による宇宙と登場キャラクターの構成を意識し絵を描きました。


九州・山口各県学校図書館協議会選定
指定図書

協力出版社(50音順)

主催/九州・山口各県学校図書館協議会、西日本新聞社
後援/文部科学省、九州・山口各県教育委員会、
公益社団法人全国学校図書館協議会、福岡市教育委員会

  • 特別協賛/株式会社アイ工務店

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